性格

2:下山総裁の爾前行動並に関係者の言動 3

捜査の結果得たる事実

昭和十七年六月頃

千代田区内幸町一の八胃腸病院川島信一方へ下山総裁は胃かい瘍にて約一カ月入院し原因は酒の飲過ぎではなく過労から来たものである。入院中の感じは細かい神経質な処があった。本年五月十八、九日頃友人平田剣治四十二歳の見舞に総裁が見えた折、院長は面接した其の折の話は、「自分は首切をやる役をやるんだ首切をやったら、やめて二、三年遊ぶ」と云われた。その後は参議院議員にでも立候補するんですかと言うと、うなずいていた。

他殺資料

コメントなし

自殺資料

総裁の性格は一見豪腹な様であるが細かい神経質な点が窺われる。

備考

八月四日

白滝 部長・新井 部長

資料解説

●(#010203)